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ゆる農! ニワトリノニワ編 海
とても恥ずかしいのだけど、勇気を持って書く。

うまく書けるだろうか?


太宰や石川啄木が若い人にウケるのは彼らがメソメソとみっともない生き方、女々しい姿を公開しているから。

失恋の経験のない人はいないけど、それを公開できる人はほとんどいない。カッコ悪い姿を見せるのは勇気がいることなのだ。

でも、このブログで僕も敢えてカッコ悪い姿をあからさまにする。何故か?

悩んでいる時に、「ホントはみんなカッコ悪いんだよ。」そう言って肩を並べてくれる人が居たらとても心強い。そう思いませんか?

その人は救われ、自分もいつかは他の人に・・・・そう思う人が増えたらこの世の中はどんなに温かく住みやすい世界になるだろう。

僕は聖人やいい人になりたい訳じゃない。これは僕自身が住みやすい社会を創るという究極のエゴイズムなんだ。


では。

失恋・・・と言えばそうかも知れない。でも本当の意味では終わってはいない。しかし僕はこの気持ちをいったんリセットしようとしていた。

今は心身の健康を取り戻すのがその人にとって最優先であり、僕が居てはその妨げとなってしまう。ならば、ここはいったん僕の気持ちをリセットしよう。

そう思ったのだ。これは言葉で言えば簡単・キレイなことだが、実際にはとても辛い・・・・


その日は朝から決別を胸に抱いていたので憂鬱そのもの。本当にシンドイ。これが最後の恋、そう決めていたのに・・・・

いつもの事務所に居るだけで圧迫感を感じ閉所恐怖症のような息苦しさ。作業のためにマスクをしたら窒息の恐怖すら感じ、あえぐように呼吸をしていた。

そして、これからのことを考えると止めどもなく涙がこぼれ落ちた。


ともかくなんとか辛うじてその日の最低限の仕事を終えて、午後。

たまらずいつもの海へ。

幸せの三角形.jpg

この日はあいにく薄曇りの空のため、海の青もくすんでいる。

くすんだ青.jpg

砂浜をフラフラとさまよった挙句端っこに手ごろな流木を見つけた。

流木.jpg

流木に背をもたれ、持ってきた金盛浦子さんの本を開く。金盛さんは2005年に生まれ変わるきっかけを与えてくれた臨床心理士の先生。

本を開いたまま、読まずにメソメソと泣きながら右手で砂を、無意味に掘り返していた。その様子はまるでウミガメの産卵のように。

そうしている内にウトウトしたらしい・・・・・


夢の中で僕は海と問答をしていた。


「恋、とはなんですか?」

「海」

「・・・・。 では、愛とはなんですか?」

「それも、海」

「?」

「恋とは、波打ち際の波のようなもの。」

「愛とは、深海の海のようなもの。」


・・・・ああ。

恋とは浅瀬の波のよう。引いたり押し寄せたり。相手の出方により条件によってプラスマイナスの打算をしながらするもの。そして独占したいというエゴイズム。

でも、愛とは。

ただ、そこに、海深く底にじっと存在しているもの。そこに条件はない。

相手がどこに居ても、何をしていようとも、誰と一緒に居たって、それは何ら関係なく存在するもの。

そうか・・・・・


気づくと本を開きながら眠っていたらしい。

海辺の読書.jpg

小一時間が過ぎていた。体はすっかり冷えていたがそれほど寒くはなかった。

いつの間にか空から雲が消え、日差しが強く海を照らしている。

青い空・青い海.jpg

気分は生まれ変わったようにサッパリ。


あの人が健康で元気で居てくれることが僕にとって一番望むこと。どこで何をし、誰と一緒にいても、それは関係ない。

そう、思えた。


立ち上がるとさっきのウミガメの産卵跡がみっともなく残されていた。

ウミガメの産卵跡.jpg

うん。

元気で楽しく笑顔を取り戻して生きていてくれればそれで、いーや。それ以上はとりあえず望むまい。そーだ、そーだ。


農場に戻ると西の空に青の夕暮れが残されていた。

青のゆふぐれ.jpg


必ず元気になり、笑顔を取り戻して・・・・その祈りと共に夕暮れは星空へ。


夕食に奮発してビールを一本買ってきた。

しまんとの宴.jpg

つまみはユリ農家、新田さんのおばちゃんが持ってきてくれた地物タケノコの煮物と自分で作った地元野菜の浅漬け。


お祝い。恋を失い、愛へと昇華した記念すべき日。


僕は遠くから星のように見守っている。





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[2013/09/25 00:34] | 迷子の大人たち(移転前日記) | トラックバック(0) | コメント(7)
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コメント
文字にする事は自分自身の心の曖昧な部分を整理整頓するには一番いい事かもしれません。外から見えないだけで、人は似たような気持ちを抱えて生きているのだと思います。文豪と言われる人達も同じだと言う事でそれに共感する若者が沢山(自分一人じゃないんだ)いたと言う事かもしれません。生きていたら楽しい事、辛い事、悲しい事が沢山あります。(一つ言える事は、どれも続かないと言う事です)まさに人生山あり谷ありです(^_^)vさは
[2012/04/17 07:04] URL | うめ #79D/WHSg [ 編集 ]
勇気を出して今の正直な気持ちを打ち明けて頂いた事一読者として嬉しかったです。
生きていると色んな事がありますから…

男性が愛する人を想って涙する・・・とても素敵な事じゃないですか。全然恥ずかしくないです!!

こころの傷・・いつかきっと癒えます!!
だから大丈夫!
みんな優しく見守ってますよ★
[2012/04/17 19:07] URL | ニコ姫ママ #79D/WHSg [ 編集 ]
ニコ姫ママさん
いつもありがとう。これからもカッコつけずに泥臭く僕は僕の歩みをしっかりと続けて行きます。
[2012/04/17 21:06] URL | 迷えるおじ #79D/WHSg [ 編集 ]
私も少し前、落ち込んで何に対しても投げやりの時期がありました。でも格好つけるのを辞めたら今は楽になりました(^_^)
寂しくなったら、ネハンちゃんの背中を後ろからぎゅっとしてみて下さい!(私はラブラドールを飼っていた時これで癒されました)応援してます。
[2012/04/17 23:09] URL | 群馬のぶうみん #79D/WHSg [ 編集 ]
群馬のぶうみんさん
応援ありがとうございます。

確かにカッコつけてると苦しいですよね。それは自分に無理なペルソナ(心理的な仮面)を強いているからです。

僕はブログを見てわかるように多分誰より自然体で生きていると自負しています。だから全く苦しくなることはありません。ヘンなペルソナを全部はぎ取っているからです。

そして僕はずっと一人ですが、淋しいと思うことは全然ありませんね。恋をしてそれを失うと淋しいと感じるのは恋や恋人に依存している証拠。

その依存症候群から自分を断ち切る手段について、このブログのカテゴリ「心と宇宙と」の中の「ありのままの自分」シリーズなどに書いてあります。心理学に興味ない人にとっては余り分かりやすくはないようですが・・・・

ともかく、淋しい人は他人や何かに頼る癖を止めることです。その代りに自分に頼ればいい。完全自己肯定を実践することです。

僕は辛い時、それが何故かをわかっていますし対処法も熟知しています。そういう意味では面白くないかもしれませんが、だからと言って皆さんからの応援が役に立っていないか、というとそうではなくてむしろこうして公開することによってみなさんからの応援を気持ちの整理に役立ててたりします。

いわゆる計算ずくというヤツですね。ズルいですね。
[2012/04/18 07:51] URL | 迷えるおじ #79D/WHSg [ 編集 ]
すてきなブログですね。心にスーッと入ってきます。
[2012/07/10 13:27] URL | おびすけ #79D/WHSg [ 編集 ]
おびすけさん
有り難うございます。優しい方なんですね。
[2012/07/10 15:03] URL | 迷えるおじ #79D/WHSg [ 編集 ]
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~もしもエエ加減な男が農業を始めたら~「池田なません」の【ニワトリノニワ】農場経営者池田司が送る、脱力系テキトー農業日記

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Author:池田 司
高知県四万十市の丘の上、放し飼い有精卵のニワトリノニワ農場の経営者池田司です。

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