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ゆる農! ミッション壱 潰れそうな養鶏家を救え!26
高知県入りを果たして1年半。ついにその人に会う日が訪れた。

思えばその人を知ったのは日経BPのある記事。2009年10月23日付のその記事であった。

2年ほど前のその頃。私はまだ高知へ来ることを考えていなかった。愛媛県の鬼北町か内子町のどちらかにしようと悩んでいた。(いなかへGO計画を参照)

ともかく、その人に会うべく集卵・出荷作業などを早めに終わらせ午前中に出発。向かうはよさこいで盛り上がっている高知市を越えてその東に位置する香美市。

久々の遠出。お隣黒潮町のビーチは家族連れの海水浴客でにぎわっていた。

黒潮町のビーチ.JPG

昨年ほんの一ヶ月半だけ近くに住んでた黒潮町の4キロに渡るそのままの砂浜、入野海岸。

そのままの砂浜.JPG

この砂浜は20数年前のバブル期にリゾート開発の波に浸食されようとされていた。それを救ったのも、今日会いに行くその人だった。

往復にはちょっともったいないけど高速道路を使った。軽自動車は片道500円。だが一人農家にとっては貧乏でも金より時間の方が大切だ。

折角だからうちの卵を対面販売してもらってる南国SAに寄ってみた。

南国SA.JPG

お、やってる。

くま農園大久保さん.JPG

真ん中が大久保さん。

ちゃんと紹介してなかったが、今回のお盆を挟んだ約2週間だけくま農園の大久保さんにテスト販売をしてもらい、その実績を見て店舗内の売り場へと昇格することになっている。

大久保さんからの報告によると今の所一日3パックとか、多くても5,6パック売れれば良いとのこと。

うちの卵はこんな感じで販売されていた。

ねはんの里の卵.JPG

なるほどね、そういうことですか。以前売場の改善指導なんかをしていたので一目で売場の問題は分かるつもりになってしまう。

ともかく暑い。目の前を20歳前後の若い男女が通り過ぎて行く。

同じ大久保さんが売る、こちらの冷しキュウリとトマトは若い人にも売れてるみたいだ。

冷しきゅうり・トマト.JPG

氷浮かんでて美味しそうだもんねぇ。ま、何はともあれ暑いさなかご苦労様です。


そして香美市は物部川の土手の隣にあるその事務所へと向かった。

その人はこのブログでも以前紹介したことがある、グラフィックデザイナーの梅原真さん。

僕が初めて梅原さんを知ったのが日経BPの「シアワセのものさし」持ってますか?という記事。

その記事によると梅原真さんというデザイナーは大企業からの仕事は全部断り一次産業からの依頼しか受けない。

しかも彼が関わると必ずそのプロジェクトは成功する。そう、書いてあった。

彼の本業は商品パッケージのデザイン。だが、実際には商品開発から販売戦略までをこなす地方再生のディレクター。プロジェクトが成功するまで深く関わって行く。

そういうまっすぐな人だからねはんの里のデザインをお願いしたいとずっと思っていた。

だが商品のデザインなんて一体幾らかかるか分かったもんじゃないので躊躇していた。

そこへ、この前ここへ泊りに来た薬師神さんが東京で開催された梅原さんの講演会で質疑応答の際に私を紹介してくれたのだ。

彼も梅原さんを同業者として尊敬しており、手を挙げるのにとても緊張したと言っていた。

なんてお人よしのいい奴なんだ君は。人のために緊張してくれるとは。


ナビの電話番号検索で見つかったけど表に看板なんかは出ておらず、ここと思う家の玄関まで行って表札に梅原デザイン事務所と書かれているのを見てベルをならす。

暫くして助手さんとみられる若い女の子がドアを開けてくれた。

あ、この人が梅原さんによく泣かされてるという女の子か、可哀そうに。そう思いながら応接のテーブルの席に着いた。

部屋を見渡す時間もなく、梅原さんが現れ、そして前に座った。

彼こそは高知のいごっそうで、おっかない人だと紹介されたりしてるのだが、目の前にいるその人から威圧的な態度は感じられない。

老けたんだろうか?

でも、商品デザインを通じて不特定多数の人とコミュニケーションをとる。なんて考えてる人が高圧的で一方的な人である訳がないと思った。

相手の事を考える姿勢がないとコミュニケーションは成り立たないはずだ。

そちらから、どうぞ。と話を促される。

でもどこから話して良いか多少躊躇した。メールでブログとホームページのリンクを投げてあったのだ。

すると、ホームページは見ました。と言ってくれた。そこからこれまでの経緯や学歴や職歴や卵のことや現況について話した。

徐々にデザインの話に移って行き、ねはんの里の事になった。

梅原さん曰く、「重症だね」とのこと。何が?いや、「ねはん」という言葉の印象が強烈過ぎて商品との対話を邪魔しているというのだ。

卵の商品名の「なません」は悪くないそうだ。あ、紹介してなかったかも知れないが、うちの卵の商品名は「なません」 生専用卵の意味だ。

生で最も美味しく食べられる卵なら当然調理しても、というコンセプト。この名前は実に梅原さんの言う、対話の生まれるパッケージデザインが良いデザイン。というのを受けて考えたもの。

実際これまで「なません」ってなんですか?とよく聞かれていたのだ。

ともかく、屋号である「ねはんの里」は変えた方がいい、と言われた。そしてその屋号を変えるというポイントが最も大きい障壁なので、「重症だ」という訳だ。

でも、僕は柔軟こそが長所と言っても過言でない。人の意見によってコロッコロ、サイコロのように考え方を変えるので、時々テキトーな人間だと勘違いされる。

いや、本当はテキトーの更に上を行く、「テケトー」なんですけどね。

そんなことで梅原さんの仕事が今忙しいこともあり暫くは手伝えないので、とりあえずねはんの里に替わる屋号を10個位考えてみよ、という宿題を頂いて退散。

最後に、「僕の直感だけど、心配しなくてもきっと成功するよ。三年後にはね。」と言ってくださった。

3年後って長くね?と思ったものの、ヒットメーカーを越える成功プロデューサーの梅原さんがそういうのだからもう国内の卵の90%くらいはねはんの里ブランドになったも同然だろう。

無論僕には失敗の二文字はない。成功者というのは、例え一般的に一度や二度失敗したとしても、諦めないから必ず成功する。成功するまで諦めないのだ。

ワタミの社長、渡邉美樹氏も何度も失敗を繰り返し借金をし、マイナスから這い上がって今日がある。

とは言え僕は未だ鶏のエサ代をなんとか払っている身分。お世辞にも成功者の卵とは言えぬ。

強力な助っ人が登場するまでもう暫くの辛抱。それまでに成功してんじゃね?とか思いつつ・・・・


帰りは帰省ラッシュに巻き込まれ、丁度半分辺りの中土佐から渋滞。余りにも進まないので、窪川で国道56号から439号線に乗り換え。

遠回りだがほとんど車がないので早く着くだろうという読みだ。と、いうのもまだ養鶏の仕事が少し残っているので。

だが、この国道439号線。別名を酷道439といふ。いつもしゅりの里へ通う三原村の県道のような、いやそれよりも険しい山道を25キロ近く走るのだ。

ようやく峠を越え、深い山中で四万十市の看板を見た。

ようやく.JPG


その向こうの空、東の空にぽっかりとまんまるな月が浮かんでいた。そろそろ満月だねぇ


これで、一仕事終えた。その内現場を見に来るらしい・・・・





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[2013/09/25 00:07] | 迷子の大人たち(移転前日記) | トラックバック(0) | コメント(5)
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コメント
梅原さんとなんとかお会い出来ましたかー。
しかも、「ねはん」から変えろと。
思ったとしてもなかなか言えない。。。
自分なら言えない所をズバっと言う所がやっぱり凄いなぁ。
でも梅原さんだから説得力があるのかなぁ。

あーでもお会いできて良かったです^^
[2011/08/15 00:25] URL | 薬師神 #79D/WHSg [ 編集 ]
「ねはん」がマズいってのは、言わなかったっけか?
(確かに、商品との対話にならないという説得力のある言葉で言えない私の知恵不足経験不足であるには違いないが。)
でもって、その流れで「なません」っていう商品名を連絡してもらったような気がするぞ。
なんかさぁ。ま、私も早々にリタイアしてるデザイナーだから既にプライドなんか無いけどさ、肩書きが無いと話聞いてもらえないってのはコレかよ~、ってのを実感しちゃった気分だね(苦笑)
もちろん、肩書きとかキャリアとか風貌というのも、相手を説得するための重要な要素である訳で、早々にそれを捨てる決断をした私の立場からは何の異論も無いけどね。

ま、宿題がんばってね!
キミの中で「ねはん」に変わる新しい考え方が湧いて来て、それがさらにキミを元気にしてくれる物となるように祈るばかりだよ。

石の上にも3年。
みんなそうやってがんばって来たんだから、もう2度と森に消えようなんて思わないでくれたまえよ!
[2011/08/15 01:15] URL | まやねー #79D/WHSg [ 編集 ]
お伝えしてあったとは言え、デザインをタダでやってくださったお二人にはプライドを傷つけるような流れになってしまって本当に申し訳ありません。

でも勘違いされているようですが、私は誰がエライとか肩書がどうのということで人を見てはいません。

実際、世間では高名な大先生。日経から本も出されている先進気鋭のデザイナーと言われる梅原さんに会うのに別に緊張もしませんでしたし、梅原さんがもし高圧的で謙虚さのかけらもない人間なら多分仕事をお願いすることは諦めたでしょう。

謙虚さがない人間は慢心して人の良い所を盗めないから幅が出ない。だから虚栄だけで頑張ろうとする。そして威張る。

梅原さんは「ねはん」を変えるべきだと言い出すまでに1時間の内ほとんどの時間を使ってこれまでの経緯や私の考え方についてヒアリングしていました。

そして、あなたが(屋号を変えるという)謙虚さがあるかどうかを見ていました。と、おもむろに切り出したのです。

いくら謙虚な私だって(本当か?)会ってすぐに面と向かって、「ホームページを見た。オレは経験豊富で偉いんだ。お前は素人で間違えてる、まず屋号から変えろ」なんて言われたらその人の言うことなんて聞く耳は持たなかったでしょうね。

梅原さんは常にクライアントの立場を洞察して相手と同じ目線で目標を捉えようと試みるようです。だから成功するんだと思います。クライアントと肩を並べて歩くんだと感じました。
[2011/08/15 10:06] URL | 迷えるおじ #79D/WHSg [ 編集 ]
梅原さんの非言語の説得力とはなんだろう、とずっと疑問に思っていました。
今回のお話で、梅原さんの流儀の片鱗がまた一つ少し垣間見れた気がします。
実際、私とお話しているときの梅原さんも
やわらかい物腰で親身に話を聞いてくれました。

やっぱりコミュニケーション能力の高さや、経験がものをいうのでしょう。。
そういう意味で「梅原さんだから説得力がある」という意味です。

なので、全然謝ってもらわなくて良いです!
自分の事のように嬉しいっす!

うーんやっぱり只者じゃないっす。。精進あるのみ。

でも、「卵のシェア90%同然」とは、さすがテケトーおじさん^^;
気が早すぎ!でもその位の心強さはありますよね

私としては、一デザイナーとして、ねはんの里と梅原さんとの縁を繋いだ
縁を「デザインした」という事にしておいてください^^;

[2011/08/15 19:33] URL | 薬師神 #79D/WHSg [ 編集 ]
薬師神さん
いいね、それ。
[2011/08/15 21:33] URL | 迷えるおじ #79D/WHSg [ 編集 ]
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~もしもエエ加減な男が農業を始めたら~「池田なません」の【ニワトリノニワ】農場経営者池田司が送る、脱力系テキトー農業日記

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Author:池田 司
高知県四万十市の丘の上、放し飼い有精卵のニワトリノニワ農場の経営者池田司です。

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