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ゆる農生活 営農生活編20
誰でも心の中に闇を抱えている。私はそう思う。

ただそれに気付いている人はわずかではないだろうか。心の中の闇。トラウマ、心的外傷

私の場合、最近意外なきっかけでその心の闇に気付かされた。それは・・・・・


正直に告白しよう。私は6年と半年前の秋。ある日の夕方。日も暮れ薄暗い中自宅に帰ると居るべきはずの妻と子供が居らずテーブルに手紙が載っていた。

「暫く実家に戻ります。」

その暫くがその後ずっと続くことになった。

子供は1歳と3ヶ月になったばかり。快活な男の子でまさに目に入れても痛くないという表現もあながちウソではないと本気で思っていた。

この時をきっかけに離婚する位だから当時夫婦の関係はすっかり冷めており、今では愚かだと思えるものの、喧嘩が絶えなかった。

だからこそ、なお一層一人息子を可愛がっており、私の生き甲斐であり全てだった。当時一度目の農業転身に踏み切らせたのも息子の将来を考えてのことだ。

そしてその秋のある日以来、私は過去だけではなく未来も全て失った。

既に会社には辞表を出していた。本当なら一家で田舎に移り住み、楽しく農業を志すことになっていたのだ。

結局、その夕暮れの喪失感がその後6ヶ月もの間続き、その挙句春先に死のうと決意するに至ったのだった。



ねはんはどことなく息子に似ている気がする。まるで我が子のように可愛い。

シツケなんてどうだっていい。それは本当だ。でもいつぞのシツケでおやつを差し出してマテを教えてからというもの、時折おやつを差し出すと嫌な記憶が甦るのか怯えて逃げることがあるのだ。

その瞬間、私の中に得体の知れぬ畏れ、哀しみ、絶望が湧き出す。

愛していたものを失う深い喪失感が一瞬にして目の前に現れ、半年もの間一人閉じこもって舐め続けた絶望感がありありと甦るのだ。

ねはんが居ない方が良かったと何度も思う。

愛するものを失う悲しみは、いつしか愛するものを作ること、それ自体を恐れるようになっていた。




ねはん.JPG





あの絶望の春。6年前の春。死のうと思ってさまよっていたのは、福島と宮城の境にある相馬市だった。

砂州の砂浜が美しい、松川浦を一望できる漁港の一角にある民宿の二階で、曇天の海を、視点が定まらず、ただ虚ろに眺めていた。


夏には家族連れが海水浴で賑わうのだろうな、と思うと無表情な頬に涙がとめどなく流れた。







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[2013/09/24 23:51] | 迷子の大人たち(移転前日記) | トラックバック(0) | コメント(2)
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コメント
苦しみも悲しみも そして喜びも同じ量だけやってきます。今 こうしてHPに書き込めるようになったのは 悲しみや苦しみから脱した証だと思います。ねはんちゃんとともに生きていくべし。君のまわりには あたたかい人達が集まってくるよ。
[2011/04/29 10:35] URL | 吉岡 裕人 #79D/WHSg [ 編集 ]
吉岡 裕人さん
いつも有難うございます。
そうなんです。哀しみから抜けたと思っていたんですけど・・・・トラウマは簡単には抜けませんね。
[2011/04/29 15:07] URL | 迷えるおじ #79D/WHSg [ 編集 ]
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~もしもエエ加減な男が農業を始めたら~「池田なません」の【ニワトリノニワ】農場経営者池田司が送る、脱力系テキトー農業日記

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高知県四万十市の丘の上、放し飼い有精卵のニワトリノニワ農場の経営者池田司です。

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