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修行の土佐 13日目-7
2008年9月1日。お遍路13日目。

29番国分寺で大学生を置いて先に出発した。国分川沿いの長閑な田んぼの中の小道を西へと歩いて行く。

本日のマップ。

国分寺⇒善楽寺⇒ウェルサンピア高知.JPG

29番国分寺から30番善楽寺までは6.9kmの道である。この日は厚生年金会館のウェルサンピア高知に予約を入れたので残すところあと約10kmの道のりである。


田んぼの中を走る用水路にヘンなヤツが泳いでいるのを発見した。

Image270.jpg

写真じゃ見えにくいが上の方の茶色のヤツは良く見るとスッポンだった。初めは亀かと思ったが色が変だし、何より口先があなごさんの様に尖っている。

スッポンが田んぼの用水路に居たことが妙に面白く感じたのでしゃがんで覗き込んだ。スッポンてば、池の中で養殖されているイメージしかなかったのだ。

その場にしゃがみ込み涼しげなチョロチョロという水が流れる音を心地よく感じながら、エエ歳ぶっこいたおっさんが落ちてた枝でスッポンをツンツンと突っついて無心に遊んでいる。

何気にニコチャン大王がウンチくんを突いている様が自分と重なり、思わず、「あ、ツンツンと。」口に出して呟いてみた。




ニコチャン大王。

ニコチャン大王.jpg

口のへの字が似ているけど、こちらは可愛らしくないぞ。(またか、という感じだけど)



オザチャン大王。

オザチャン大王.jpg

「米国人はたーん細胞だがや」 って、おいおい。あなたの額に「金」という文字が浮き出てるように見えますぞ。(あ、ホンマや。って書いたんだけど)


うん。ま、いいや。


ともかく田んぼの中の道を西へ暫らく歩くと平野から森に、

Image271.jpg

そして、丘へと差し掛かった。

Image272.jpg

この右側があの長宗我部(ちょうそかべ)氏のおっ建てた岡豊城(おこうじょう)だ。

それを過ぎると国分川沿いに高知大病院の脇を歩いていく。

2年経った今でも当時歩いた景色が目に浮かぶ。ここは高知に来てからもまだ再訪していない。

高知大病院を過ぎると少し山へと登っていく。結構山奥に上って行くように感じたが今地図を確認するとたった500m程だったらしい。

そして広大な四国運輸の敷地を左手に見ながら登って行くと広い道へと出た。当時ここは国道だと思っていたのだが県道らしい。

そして、この坂を登り終えるといよいよ高知市に入った。

Image273.jpg

この坂は逢坂峠(おうさかとうげ)と書かれていた。

その坂を下りはじめてすぐに、遍路道は左に折れ墓地の中の急階段へ降りて行く。その急な下り道の墓地を抜けてまた県道を横切るとすぐに30番札所善楽寺があった。

この寺は高知市の郊外北部の丘にあって広々とした敷地を有していた。

30番善楽寺。

30番善楽寺.JPG

この寺で参拝しようとすると、あの人物がいた。

それは、遍路最終日。同じ日ほぼ同時刻に結願した神奈川から来たおっちゃんだ。この人とは遍路11日目にも会っている。

結願の日、お遍路交流サロンにて。
Image1018.jpg

境内に入ると見慣れたおっちゃんの顔があった。親しみを込めた笑顔を向けて、「今日はどちら?」と尋ねた。

歩き遍路の間では大体今朝は何処から歩き始めたのか、また、今日は何処に泊まるんですか?と尋ねるのが日常の挨拶になっていた。

この日神奈川のおっちゃんは香南市は28番大日寺の5kmほど手前の国道55号線沿いにある民宿かとりさんから歩いたのだそうだ。私はその手前約5kmの国民宿舎海風荘から歩いている。

そして今日は折角の高知市内だから高知駅前に宿を取ったらしい。なんでもこれからはりまや橋とかを見たりして観光するのだそうだ。「元気ですねぇ」と思わず洩らした。

そして、「あなたは?」と。

「僕はこのちょっと先の厚生年金会館のウェルサンピア高知に取ってます。明日は桂浜で龍馬に会ってきますよ」

「私も寄るよ。なんか寄り道ばかりだけどね」

この人は歩き遍路を心から楽しんでいる。僕なんか遠回りまでして寄り道したがらないのに。彼の行動力は素晴しい。

そして「お先に」と言い残して行ってしまった。まさかこの約30日後に我々は一緒に結願の日を迎えるとはこの時予想だにしていなかった。

こうしてそれから彼とは結願直前の香川まで一度も会うことはなかった。次にバッタリあったのは実に結願二日前の39日目、坂出市と高松市の境目の山中にある81番白峯寺(しろみねじ)の境内である。

この白峯寺には崇徳天皇が1156年の保元の乱により失墜し讃岐に流罪となり、その後も度重なる後白河上皇の非礼に怒り狂い舌を噛み切りその血で怨念を写経に書き込み髪や爪を伸ばして夜叉のようになり、生きながらにして魔界に入り天狗になったという怨霊伝説が残る。

・・・・・と、言うのをおっちゃんが熱心に語っていたのを思い出す。崇徳天皇、そんなに悔しかったのか。うんうん、可哀そうに。


あ、30番善楽寺の話だった。歩き遍路ではこの寺の境内へは山門の反対側から入るようになっている。

納経を終えてから分かったのだが、この寺は山門から延びるまっすぐな石畳がとても美しい。

Image275.jpg

Image276.jpg

山門を出て細い路地をまっすぐに歩いて行く。目的地のウェルサンピア高知までは残り3kmほどである。だが、いつもながらこの最後の5km位が一番しんどい。

何度も道にへたり込みそうになりながらごみごみとした古い住宅地を抜け小さな川沿いの道を暫らく歩き、そして片側二車線の大きな道路に出た。

交通量が多く中でもトラックが多い。ただでさえこういう車が多い道路は疲れるのだ。そして川幅の広い国分川を渡るとウェルサンピア高知が目の前にあった。

って、ここも潰れたのかよ。平成22年1月をもって営業取りやめだと。ま、現在は民営化されサンピア・セリーズとして営業しているらしい。

このホテルは様々なスポーツ施設を有しており、学生さんらしいのが大勢でテニスをしていた。

またこのホテルには炭酸カルシウム温泉の大浴場があり、例によって足の裏がビリビリしているのでそぉっと足を運びながらすぐに大浴場へと向かい疲れを癒した。

そう言えばここ1週間ほど髭を剃らずに居た。部屋の鏡を覗き込むとそれでなくとも貧相な面が更に酷い貧乏面になっていた。

ニヤリと笑うと自分でもゾッとする程、胡散臭いペテン師のようなおっさんがそこに居た。

ま、言うても僕は毎日ヒゲ剃る派なので、己のヒゲ面なんて自分でも滅多に見ることがない。ので面白がって携帯でパチリパチリとセルフ写真を撮ってみた。


しかし明日は龍馬に会いに行くのだ。ヒゲ面で会いに行く作法もなかろう、ということでこの後すぐに風呂場できれいサッパリしちゃった。

ん?あ、いや、フロントにキレイなおねーさんが居たから、ってな理由じゃ決してないってば。そんな不純じゃないですぞ!ボクは・・・・・・・ 南無大師遍照金剛



歩き遍路13日目。この日歩いた距離、31.2km。








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~もしもエエ加減な男が農業を始めたら~「池田なません」の【ニワトリノニワ】農場経営者池田司が送る、脱力系テキトー農業日記

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高知県四万十市の丘の上、放し飼い有精卵のニワトリノニワ農場の経営者池田司です。

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