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脱藩の道3
続きから。

香美市から帰った数日後の土曜日。朝9時半。大豊のお隣にある本山町役場に居た。

吉野川源流域にある、大豊・本山・土佐町・大川村・いの町をまとめて嶺北(れいほく)地域という。いずれも四国中央の中山間部、過疎地である。本山町役場までは大田口の自宅からは20分ほど。

この本山町役場を訪れたのは、土佐ジロー協会から土佐ジロー生産組合とやらの組合長(?)さんがこの本山に住んでいると紹介されたからである。

高知に来たからには近年有名になってきた卵肉兼用の地鶏である土佐ジローを飼いたいと思っていた。土佐ジローは土佐地鶏とロードアイランドレッドという鶏種を掛け合わせで作られている。

そこでこの機会に上の協会に問い合わせをして詳しい話を聞ける人物を紹介してもらったのだ。そしてその人物を紹介してもらうべく、本山町役場の農業関連の部署に連絡しアポイントを取っていたという訳だ。

募集していた農業研修生への応募はとりあえず済ませた。後はボーっと結果待ちをしていても仕方ないから研修制度に頼らない就農方法を模索していた。

その調査の途中で本山町が土佐ジロー飼育が盛んであることも別ルートからの情報で上がっていた。

本山町にも農業研修制度もあることは知っていたのだが、大豊に申し込む際の昨年11月に問い合わせて4月からの研修生は既に決定していることを聞いていた。

だから研修制度を使わずに土佐ジローの飼育で新規就農できないでしょうか、という問い合わせのついでに生産組合長さんを紹介してもらうことになったのだ。

その電話に出た本山町の若い担当者は極めて積極的だった。後に私の2歳下だと言った彼は電話したその日の内に生産組合の組合長さんに連絡してくれた。こうして短時間でのアポイントが実現したという訳だ。

土曜日だというのにその担当者は誰も居ない役場に朝一で出勤し、冷たい雨の降る中私を車に乗せて細い山道を丁寧に運転し案内してくれた。

着くまで20分ほどの車中で彼は私に町内で土佐ジローを飼育している農家について、また本山町の農業への取り組みなどについて色々教えてくれた。


組合長さんのお宅に到着するといきなり土佐ジローの鶏舎が見えた。

土佐ジロー養鶏化.JPG

こちらが鶏舎の中。

土佐ジロー小屋.JPG

土佐ジローを見たのがこれが初めて。まず思ったのは実に小柄な鶏だということ。身軽であることから結構高くまで飛べるらしい。

組合長さんもとても親切な方で餌のこと、鶏舎のこと、費用などについて何でも率直に教えてくれた。

これは土佐ジロー専用の餌。

ジローの餌.JPG

更に近所に空いている家があること、またどこそこの農地が空いているなどと情報を教えてくれた。

組合長さんのお宅を辞した後、泉さんが考えていてくれた養鶏の候補地へ案内してくれた。

車を停めてここだと言われた場所から左手に階段が延びておりその先に鳥居が見える。更に鳥居の先は普通の神社の雰囲気と違ってとても明るい。

鳥居の先は・・・.JPG

この階段は登らずに右手へ少し下るとこじんまりしたとても雰囲気の良い里山風景が目下に広がった。

雰囲気の良い里山.JPG

泉さんが右手の茶畑の下方を指してあそこだと言う。

空き地.JPG

茶畑の下に500坪程もある平地が見えた。竹やぶの先は吉野川の支流が流れておりここなら民家から離れているのでクレームなども出ないだろうとのこと。

新規就農者が知らぬ土地でいきなり養鶏をやるにはその公害的なイメージ(臭い・鳴声)のため地元の人達の理解・信頼が得られなければならず極めてハードルが高いのだ。ということが最近わかってきた。

しかしこの泉さん、仕事が実に早い。そしてその情熱。こういう人が一人居るだけで何人の就農者が助かることか。


役場まで戻り泉さんと分かれたら12時ちょっと前になっていた。だがついでなのでその足ですぐ傍の本山さくら市という農産直販所に立ち寄り、組合長さんが生産した土佐ジロー卵を購入してみた。

更にお隣の土佐町へ。

土佐町.JPG

ここは山の中の町だが四国ローカルのホームセンターがある。この価格を知りたかったのだ。

獣害ネット.JPG

勿論放し飼い養鶏をする際の囲いにかかる費用を具体的にするためだ。こうして一方では研修制度なんかに頼らない就農計画の具現化が進みつつあった。


大田口の家に戻り、早速土佐ジロー卵のタマゴかけご飯を食べてみた。

卵かけごはん.JPG

見た目の良さ、特にハウユニットの高さが際立っている。

ハウユニットとは卵の鮮度と健康性に関する単位みたいなもので、簡単に言えば黄身の盛り上がりが高いものが良いとされる。


風味に関して言えばまだまだ餌に改良の余地あり、と素人のくせに偉そうに判断した。

実はタマゴの風味と餌に関する辞書的な専門書に昨年出会い、手に入れているのだ。養鶏をやる人でも余り持っていないかも知れないという、非常にマニアックで高価な本なのだが。

だから少しだけどこの風味はこの餌が良くないというようなことを知っている。


この素人、普段は何も知らない振りをしてトボけているけど、侮るべからず。



続く。




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~もしもエエ加減な男が農業を始めたら~「池田なません」の【ニワトリノニワ】農場経営者池田司が送る、脱力系テキトー農業日記

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高知県四万十市の丘の上、放し飼い有精卵のニワトリノニワ農場の経営者池田司です。

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