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ユル農業研修 大豊編9
高知県の南西部。ここ四万十町は春真っ只中です。

昨日は買い物がてら四万十町の南に隣接する黒潮町、そして四万十川の河口に当たる四万十市まで行って来ました。

実は黒潮町が私の次なる就農の第一希望地で、こんな砂浜が広がります。


黒潮町の海岸.JPG

お遍路でこの砂浜近くの小奇麗なホテル、ネストウエストガーデン土佐に宿泊した思い出があります。良いホテルでした。


さて、高知の南西部は既に桜の満開を過ぎているような感じですが、まだ寒かった大豊の農業研修の続きを。

今回の話は私が未熟なために批判的な内容に見えるかも知れませんが、どうぞお許しください。


2月18日。研修8日目。

この日も霧氷。つまり寒いです。

今日も霧氷.JPG

今朝、また生まれてました。

また生まれた.JPG

この子は土佐褐毛牛の赤ちゃん。

土佐褐毛牛.JPG

朝一で牛の餌やりをした後、ウドの親株を掘ります。

ウドの親株を掘る.JPG

またウド掘りか・・・・・・数日前のジメっとした記憶が甦る。

ウドの親株を掘り返し、泥を落とし、それを運んで、昼休み・・・・・


忘れもしない。この日私は私がやりたい農業(つまり養鶏)の就農計画を作ってきたので見て欲しいと朝渡辺さんに頼んでいた。

研修前に養鶏をやりたいと言ったのに未だ全く養鶏に触れられなかったからだ。すぐにでも養鶏をやらせて欲しいという熱意が伝わればと思ったのだ。

予想では、何だちゃんと将来のことを考えているじゃないか、というような反応が得られるはずだったのだが・・・・・


昼食。この日、近くに住む定年して高知市内から移り住んだ老夫婦2組が小屋に集まった。その中には引越しを手伝ってくれたOさんも含まれる。

彼らは高知市内で土建屋さんや水道工事屋さんなどを営んでいたらしい。そしていずれも移住の際に渡辺さんにお世話になっていた、という共通点を持つ。

どういう意図があるのかはその時は不明だったのだが、昼食後渡辺さんが皆にその就農計画を見せろと言う。

なんで・・・・?私はあなたに研修で養鶏をどうしてもすぐに始めたいという意思を示したいだけなんですけど。

こうして渡辺さん夫婦をはじめとする3組の夫婦と渡辺さんのおじーさんを含む7人がテーブルを囲み神妙な顔で集まった。

・・・・・ともかく、と思って愛媛の鬼北町に提出したものとほぼ同じ、割とカチッとした就農計画をまず渡辺さんに渡す。

3枚に及ぶ就農計画を15分も無言で、しかもしかめっ面で睨みつけた挙句、フンと言って元土建屋さんに渡す。


(フン、て一体・・・・・)一通り全員が目を通した後、公開裁判が始まった。でも何故かその批評には就農計画の内容が触れられていない。というか、今思えば誰も理解していなかったのだ、と思う。

当の渡辺さんも就農計画には一切触れず私の研修態度について批判めいたことを話し出した。って言うか、あなたお手本示した後にいつもどこかに消えて私の仕事なんて殆ど見てないじゃないすか。その言葉に根拠ないですよ。


ああ。引越しではとてもお世話になったので余り言いたくないけど、この人ボス猿でないと気が済まないのだろう。そう言えば彼は町会議員をやったり町長選に出馬したりしていたらしい。

ある言葉を思い出した。

「政治家は人を平気で蹴落とせるような人間じゃないといけない。例えそれが身内でも・・・・」

そういうことなの?一瞬、亡くなった息子さんの気持ちが分かった気がした。というか、息子さんが私をここへ呼んだのではないだろうか、とさえ思えた。

彼の息子は思春期に性格が荒れ、20歳の時に車を暴走して事故で亡くなったらしい。それが3年くらい前のこと。

彼がお父さんから受けた言葉の暴力、無理解、孤独、怒り、無念が一瞬で私に流れて来た気がした。うーん。

更にその後延々と、定年退職→自適田舎暮らし派のオバサン達による養鶏の聞きかじりノウハウのご教授が始まる。渡辺さん以外農業なんて誰もしたことないのに。


どうしてこうなるんだろうか。確かに農家相手にビジネスライクな企画書を見せた僕が悪いんだ。

挙句の果てに、私が千葉県で農地を借りられなかったのは、「お前だからじゃないのか?」などと言い出した。それって普通に受け取ると、お前が大嫌いだ、と聞こえますけど・・・・・


この批判大会は客観的に見ればきっとグループ内での順位付けの儀式だと思う。しかし、最後の一言はさすがに僕も傷つきましたよ、則夫さん。


午後も遅く。ようやく終わり、気を取り直すべくこの日も可憐な彼女に会いに行く。


可憐な福寿草.JPG

ああ、お前はいつも可憐だな。


午後は一人で草刈り。

草刈り.JPG

まるでゲレンデのような放牧地を下から上まで黙々と草刈機で刈って行きます。

まるでゲレンデ.JPG

うん、これではまるで使用人だな、オレ。なんて一人考えていた。確かに一人で仕事する方が今となっては気が楽なのだが。

因みに私の採用された研修制度は、私には生活補助費として15万円、受け入れ農家にも「手当て」として月5万円払われる。

考え方によっては若い使用人を得られた上にお金までもらえるという、農家にとっては超ラッキーな制度と言えないないこともない。


まだ昼過ぎというのに山が影を作る。

まだ昼過ぎ.JPG

そうして草刈りを続ける内に段々寒くなり、遠くの山々も霞み・・・・

山が霞み.JPG


山の端に夕陽と雲がグラディエーションを創って見せてくれた。

グラディエーション.JPG


草刈りを終え小屋に帰るとマルが散歩をせがんで来た。

せがまれて.JPG

彼とは3日目位からちゃんとうまくやっている。もう吠えないし、たまにこうして散歩をねだられたりする。


散歩をしていると紫色の空に綺麗な三日月が輝き始めた。


淡い月が.JPG


うん、すっかり気分が晴れた。マルよ、有難う。



続く。



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[2013/09/24 22:31] | 迷子の大人たち(移転前日記) | トラックバック(0) | コメント(0)
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~もしもエエ加減な男が農業を始めたら~「池田なません」の【ニワトリノニワ】農場経営者池田司が送る、脱力系テキトー農業日記

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高知県四万十市の丘の上、放し飼い有精卵のニワトリノニワ農場の経営者池田司です。

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