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いなかへGO計画2  久万農業公園アグリピア
翌朝。

昨夜キレイな月が出ていたのに目覚めてみると厚い雲、暗い空。雨こそ落ちていないもののぶ厚い雲に覆われ朝だというのに夕方の雰囲気。

すっげー天気悪い↓
天気悪い久万高原.JPG

↑どんより。お天道様、今日はご機嫌斜めですね。

私が車泊した役場近くの公園から農業研修施設のあるアグリピアへ移動。途中歩き遍路が見えた。

山中を移動中の歩き遍路↓
森の中の遍路.JPG

そうそう、ここ久万高原には44番大宝寺(だいほうじ)と45番岩屋寺があり丁度その札所間が打ち戻り区間(往復)になっているため遍路も多く見られる。アグリピアに向う道が丁度その打ち戻り区間だった。

位置的にはこんな感じ↓
地図.JPG

↑因みに45番岩屋寺の後は三坂峠の遍路用山道を松山市内へと下りて行く。

そうして薄暗い空の中アグリピアに着いた。

久万農業公園アグリピア↓
久万農業公園アグリピア.JPG

この施設は町の農業公園として市民農園・就農者研修施設・観光農園(農業体験)・直売所などを兼ねている。無駄に駐車場が広いのが気になった。

ここの研修生は現在2名居るということをブログで見て知っていた。だがここの定員は毎年3名。つまり2年間研修があるので6名在籍していないとおかしいよな?ということにこの時は気付いていなかった。

因みに今年の応募は10月末で〆られており、私以外に6名申し込みがあったとのこと。人口1万人の町だからかなり応募が多いと言える。

まず朝の7時50分に集まり、職員らが朝礼を始めるのに立ち会う。と言っても4名だけだが。そして隣に立っていたおじさんがいきなり挨拶をしてくださいと振ってきた。

って言うか、あなたは誰?状態のまま名前と目的を伝えて挨拶とした。ここの人は誰も自己紹介というものをしないのだ。

そして朝礼が終わるとさっきのおじさんが部屋の隅にあるテーブルに掛けるように勧めた。その時になってようやくおじさんが電話で連絡をしたM氏であることを知った。

なんだかおかしい・・・・・ビジネスライクな電話での応対と全く印象が違う。そしてM氏は私の前に座ると私が送った研修の申込書(営農計画や履歴・職歴など)を面倒臭そうに広げた。

私には就農アンケートみたいな紙を渡し記入するように言った。暫く記入してみたものの、これって私が送った申込書の中で既に記入済みであることに気付いた。

そしてそのことを伝えるとM氏は、「うん、今見た」 ああ、そうですか。ってことは私の送った書類も今はじめて目を通しているってことですね。うーん。

また暫くするとM氏が次々に質問を始めた。前職では何をしていたの?なんで農業やりたいの?なんでここにしたの?

30分程質問が続きようやくこれが面接であることを悟った。今から面接しますね、くらいの前置きがあっても良かったのじゃないすかね? ん、まいいや。

そして今度は久万高原町の町の概況、農業の様子についてM氏が、この人もまた私と目を合わせることなくアチラの方向を見たまま、否定的・ネガティブ・マイナスな事柄を語り始めた。


ここは冬の間は何も作物ができない・・・・冬は雪が降りその雪もベタベタなのでビニールハウスはみんな壊れてしまう・・・・冬は皆現金収入を求めてバイトをする・・・・こんな所で農業やったっていい事なんて一つもない・・・・

挙句の果てには、ここの山は戦後の植林で針葉樹を山のてっぺんまで植えたので紅葉が見られない・・・・一年中山の色は変わらず針葉樹の薄暗い緑色ばかりで気分が滅入る・・・・こんな所に移住しようという人の気が知れない・・・・・


30分以上この町のあらゆる負の限りを語り尽くし、そして最後にM氏は私に聞いた。 

「それでもここで研修をやりたいですか?」

私、 「やりたくありません!」 

と、ホントは言いたかったのだがどこに行っても新規就農を支援するお役人さんの話は同じでまたかよ、と思っていたことを素直に述べた。

あなたが農業するなら絶対に有利だとおっしゃる関東でも言われることは一緒です。どこに居たって考え方がネガティブな人はそこの悪い部分しか見えないし、ポジティブな人はその不利な条件すら逆に売りにしてプラスに変えることができるんじゃないですかね。

・・・・・ま、そこまでは言わなかったのだけど。ともかくまずはどんなもんかを見てみたい。そこでようやく農業体験ということになった。

農場に歩いて行く数分の間に、ここの研修生が毎年応募が多いにも関わらず現状6名居るべき所を2名しか居ないのは残っていないからだ、と理解した。あれだけ否定的な人間がまとめ役として君臨なさっているのだから無理もないな。

私としてもネガティブな人間を見ると親から植え付けられた負の遺産としてその人に同情はするものの一緒に働きたいとか友達になりたいとは絶対に思わない。こういう人と居ると自分の気分までどうしても憂鬱な方向に引きずられてしまうのだ。

本音を言うと、私の両親もかなりネガティブ思考な人達なので早く実家を離れたいと思っている。そうじゃなければここ実家の周りは農業を始めるのに申し分ない環境が整っているのに。

ただ、そういう親のもとで育ってもプラス思考に生まれ変わることはできるんです、私のように。だから自覚のある人も希望を捨てちゃいけません。


ともかくこの日はそれからTさんというここの技術系の職員のもとで農作業を手伝うことになった。

チンゲン菜の収穫→パッケージング→マルチの撤去、里芋のパッケージング、原木椎茸の収穫→パッケージング、ブロッコリーの収穫→パッケージング、収穫済み畑の回復作業、などなど。

チンゲン菜畑↓
チンゲン菜とハウス.JPG

このTさん、話を聞いているとお役人とは思えない(失礼)ほど知識が深く、考え方も建設的でしっかりしている。実は12年前にこの施設ができた時に脱サラUターンして来たのだそうだ。

それまでは東京の種苗会社で水耕栽培の技術やら営業やらをしていたそうだ。あ、道理でね。この人となら一緒に働きたいと思ったのだけど、如何せんそれ以外の人達は全員お役人らしく職場の空気がよどんでいる。

いずれにしても朝一で最悪に落とされた気分はTさんのお陰でいつものように回復し、楽しく会話しながらの作業になっていた。

そうしているとお天道様もご機嫌を取り戻して来たようだ↓
徐々に晴れ間が.JPG

予定していた作業を午後の14時には終えてしまい、その後2時間ほど事務所の雑用などをこなして16時に1時間早くこの日の研修は終了となった。

翌日は文化の日で施設が休みなので研修も休みということになっていた。なので私は一旦松山に戻ってお気に入りの「ていれぎの湯」にこの夜入って、翌朝も朝風呂に入ろうと計画していた。

では松山に戻ろう。

天気はすっかり回復して、標高800mの高原は紅葉を見せている↓
杉と紅葉.JPG

↑どこが薄暗くてつまらない景色なんだ?私には綺麗な紅葉と緑の美しい山に見えるけど。戦後に針葉樹を植林したのは何もここだけの話じゃなくて日本全国どこも同じことだ。

それに針葉樹林が暗くてつまらないなんてちょっとオカシイのじゃない?北欧のうっそうとした針葉樹ばかりの景色を愛した画家、東山魁夷さんは異常者とでも言うのですかね。


久万高原町の街中を夫婦の遍路が松山方向へ歩いているのが見えた↓
久万高原町の歩き遍路.JPG

↑ここから46番浄瑠璃寺までは2-3時間位、しかも昼でも暗い峠道を歩くはずですけど大丈夫ですか?

三坂峠の手前にもおじいさんの遍路が↓
三坂峠に向う歩き遍路.JPG

↑やたらザックが小さくて軽装だ。この先三坂峠の山道が待っているんですよ。大丈夫なのかな・・・・

ここから国道33号線と別れ、三坂峠の遍路道、山道へと入っていく↓
三坂峠の遍路道.JPG

国道33号線の三坂峠から松山の市街地を望む↓
松山市を望む.JPG

↑まさに坂の上の雲

翌朝、ていれぎの湯で温い露天風呂に浸かって目をつむって思っていた。お四国に住むのは憧れるけど何度も足を運ぶのはお金と時間が掛かり過ぎるなぁ。

それに遠方での新規就農というと1年とか2年とか研修を受けなくちゃならん。もう40になってしまう。それも私が一番やりたい養鶏ではなくて副業的にやろうと思っている野菜の栽培での研修だ。1年間もつまらないなぁ、と。

また、研修中に農地を探すことになるけど希望するような土地が必ずしも見つかるとは限らないようだ。そうすると2年間の研修期間が殆ど無駄になってしまいかねない。その場合、補助金を返還しなくてはならないのだ。

環境としても山ばかりに囲まれた所より海にも近い所がいいし、綺麗な水が出ないといかんなぁ。

もし四国じゃなくて気軽に通える手近な所なら何度も足を運んで土地を探して納得してから就農できるのだけど・・・・・

あ、千葉にもそんな場所があるよな?房総半島の先の方に行けば山と海とが接近しているし綺麗な水だって出る。おまけに温暖なので果樹栽培も結構盛んだ。

よーし、取りあえずお四国移住の憧れはお預けにして房総半島で探してみるか。となると、久万高原にこれ以上居る意味はないな。否定的な人が多いし。

そして今後についてゆっくりと妄想してみた。するとなんだかワクワクしてくる。うーん、やっぱり期待感があるのはいいな。

・・・・・という次第で切り上げて戻ってきました。


帰り道。瀬戸内海は輝いており、小さな島がのどかに浮かんでいるように見えた・・・・
光と島影.JPG


本当は愛媛で就農して遍路に来る皆さんをお接待でもてなすのが夢だったんです。




「ねはんの里」 
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[2013/09/24 22:11] | 迷子の大人たち(移転前日記) | トラックバック(0) | コメント(0)
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~もしもエエ加減な男が農業を始めたら~「池田なません」の【ニワトリノニワ】農場経営者池田司が送る、脱力系テキトー農業日記

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池田 司

Author:池田 司
高知県四万十市の丘の上、放し飼い有精卵のニワトリノニワ農場の経営者池田司です。

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