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修行の土佐 13日目-2
2008年9月1日。お遍路13日目。

夜須にある国民宿舎海風荘を出発し海沿いのサイクリングロードと別れて旧道を進み、更に海から離れて国道55号線と合流して高知市内へと向う。まずは手前の香南市にある28番大日寺からだ。

国道55号線に入ってすぐに大粒の雨が降ってきて駄菓子屋と書いたが、記憶によると小さな酒屋で、その軒先に避難してカッパを着ることにした。そこには先客がいて、それは数日前に出合った広島から来たという完全野宿(テント有)の40歳男性遍路だった。

おはようございますという挨拶もそこそこに、降っちゃいましたねと声をかけ自販機でお茶を買って飲みながらザックからカッパを取り出して着ていく。カッパ着ると蒸れるし暑いし嫌だな、と広島野宿氏はカッパを出そうとしない。

昨夜は夜須の道の駅で野宿したそうだ。依然としてよく眠れてないらしい。初めて会った時にはちょっとポッチャリした感じの顔だったが、段々頬骨が出て締まった顔になってきたように見える。

相変わらず夏バテで食欲がないとの。よくそんなボロボロのコンディションで野宿が続きますね、と少し大袈裟に感心してみる。

なんだか誉めてんだかけなしてんだか微妙な言い方だが、これがツボだったようで、憂鬱そうな顔から笑顔が洩れた。良かった。

前回一度あった時にはなかなか心を開いてくれなかった。特に男同士の場合、歩き遍路という連帯感みたいなものはあってもすぐには心の距離を縮められない場合がある。

そろそろ宿に泊まって休んだらどうですか?と言うと、今日高知駅前辺りのビジネスホテルで休もうと考えていたとのこと。

それはいいですねゆっくり休んでくださいね、と言い残してお先にと出発する。今日は足の調子が良くてまだ休む気がしなかったのだ。

2車線の国道55号線に入り500mほどの所に民宿かとりがあった。確かこの民宿は随分前から遍路道沿いにたくさん看板が出ていたので名前を覚えていたのだ。

そして神奈川のおっちゃんが昨日ここに泊まると言っていた。通りがかると丁度二階で女将さんと思われる人が布団を干していた。おっちゃんはもうとっくに出発しただろうな。

そこから1kmほど歩くと前方に高知黒潮ホテルの立派な建物が見えてきた。実は昨日の宿泊地を国民宿舎と迷った所だ。少し割高だったのだがスーパー銭湯併設なのが魅力だった。

高知黒潮ホテル↓ぱくり
黒潮ホテル.jpg

すぐに烏川と土佐くろしお鉄道に架かる陸橋を渡る。遍路道は黒潮ホテルの手前で右手に進むのだが私はコンビニで買い物をしたかったのでそのまま国道55号線を進んだ。

コンビニに寄ってすぐの交差点を右に曲がり野市(のいち)の駅方面に歩いて行く。線路を越えると遍路道と合流し、200mほど先に香南市役所が左手にあり駐車場に銀行ATMがあったので立ち寄り久しぶりにお金をおろした。

雨は依然として小雨が降ったり止んだりしている。遍路道は小さい烏川沿いの穏やかな道を進む。すぐの左手に龍馬歴史館の建物があった。

龍馬歴史館↓ぱくり
龍馬歴史館.jpg

観光バスが入っていくのが見える。時刻は9時過ぎ。丁度開館した頃だ。今の私なら寄ったかも知れないが、遍路は観光じゃないと思っていたので観光地に立ち寄って時間を潰すのは嫌だった。のでパス。

そこから1km先に28番大日寺がある。寺に上がる手前に確かサンガリアの自販機があり、関東の人間にとってはもの珍しく、通常よりも安いのでなんかサンガリアらしいヘンな飲み物を購入した記憶がある。

ともかく2日ぶりの札所だ。27番神峰寺から37.5km。長く平和な海の道だった。

28番大日寺↓ぱくり
28番大日寺.jpg

とりあえず納経を済ませた。雨は既に止んで空には晴れ間が覗いていた。ベンチに座って休憩しながらカッパを畳む。

今日歩き始めて10kmほど。いつもなら既に足が痛くてダレている頃だが、この日は違った。本当に調子が良いのだ。なので余り休憩もせずに出発。

寺の階段を下りて行く途中で先に会った広島野宿氏が登ってきた。雨上がりましたね、と嬉しそうに言うと笑顔で応えてくれた。彼はカッパでなくポンチョをザックの上から着ていた。

そこから1kmほど若者向けのアパートなんかがあるのを久しぶりに見たような気がしてタイムスリップから戻ったような気分になった。四国の古い街並みは古の情緒が良く保存されているのだ。

その先の光景は物部川(ものべがわ)沿いの田んぼや畑が広がる見渡しの良い農村風景に変化した。




「ねはんの里」 
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~もしもエエ加減な男が農業を始めたら~「池田なません」の【ニワトリノニワ】農場経営者池田司が送る、脱力系テキトー農業日記

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高知県四万十市の丘の上、放し飼い有精卵のニワトリノニワ農場の経営者池田司です。

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