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修行の土佐 10日目-6
お遍路10日目。

25番津照寺を出て室戸市内の室津と隣の浮津の小さな古い街並みの細い遍路道を歩く。夕食と飲み物を買い足したのでさっきよりザックが重くなっていた。

趣のある遍路道はあっという間に抜け、再び国道55号線と合流した。途中国道と平行する旧道に入り更に海沿いに歩く。津照寺から40分ほど歩いた所で遍路道は右の山手へと折れると目の前に金剛頂寺の山が見えた。

金剛頂寺の山↓
金剛頂寺の山.jpg

ここから道のり1.2km、標高差150mの登りは疲れ切っている足でもあっという間。無事16時過ぎに26番金剛頂寺に到着。

金剛頂寺最後の階段↓
金剛頂寺階段.jpg

山門には大わらじが祀られている↓
Image228.jpg

境内には願封じの椿とやらがある↓
Image229.jpg

本堂↓
Image230.jpg

↑本堂には真っ白な七夕飾りみたいなものが飾られていた。

本堂を正面に左手に納経所兼土産物屋の建物があり、本堂の前にはお祭りの準備をしている地元の人達と僧侶が働いていた。

納経所に入るとソカシこと神奈川のおっちゃんが納経待ちしていた。他に車遍路と思われる夫婦が二組ほどいる。

すっかり顔馴染みになったおっちゃんに今日は何処に泊まるんですかと尋ねた。はじめは金剛頂寺の宿坊に泊まりたかったのだが夕食が準備できないということでここから5kmくらい先の宿を予約してあるらしい。

そうなんだ。私は夕食抜きでここに泊まりますよ。ここから後5kmも歩くなんて人間技じゃあないですね。(あ、でも酔拳の達人か) いやぁそれは気の毒だ、私みたいに夕食買って来てここに泊まれば良かったのに。

おっちゃんの顔もさすがにこの猛暑の中歩き続けているため疲れ切っている。できればこの人と宿泊先を換えてあげたいと思った。元気がない人を見るとかつての自分を見るようでなんとかしてあげたいという衝動に駆られる。

だが、これはお遍路なのだ。お遍路は肉体を持つ己との対峙の連続・・・・・・・

納経を済ませて出発するおっちゃんに、「またお会いするでしょうね、お元気で」と見送った。ここから5kmなら疲れ切っているので1時間半くらいかかるだろう。

私も納経を済ませ納経所のお坊さんに宿坊の場所を尋ねた。

金剛頂寺の宿坊↓
金剛頂寺宿坊.JPG

50くらいの女将さん(って呼ぶのかどうか分からないが)が慌しくて食事も何も用意してあげられなくてごめんなさい、と申し訳無さそうに出迎えてくれた。そしてちょっと待って、と言って地下へ招かれ下りて行く。

地下にフロント&ロビーがあり、ソファーを勧められた。隣の食堂にはイスが積み上げられて片付けてある。端にあるテーブルには祭りのお客さんか、訪ねてきた親類にでも出すのか、祭り用の料理が重ねてあった。厨房でおばちゃん達が忙しそうに働いている。

女将さんもその中に交ざって何か作っている。暫くフロント前のみやげ物などを眺めて待っていると、女将さんがお膳を持ってでてきた。

私のために冷やしうどんを作ってくれたのだ。そして子供達に配るであろうウサギやパンダの形をした菓子パンをどっさりくれた。

風呂はすぐに入れるからどうぞ、と部屋と風呂の場所を教えてくれた。

部屋からの眺めは最高だった↓
Image232.jpg

↑土佐湾とその先に室戸岬が見えた。冷やしうどんには氷までのせてくれてあったのでこれだけ先に頂く。一日暑い中を歩いて来たので冷たい麺類はとても美味しく感じ、有り難さが心にしみた。

さっそく着ていたものを洗濯機に放り込み風呂場に向った。ゆっくり風呂に入っている間にも続々と来客が寺に来ている気配がしていた。どうやら今日の遍路の宿泊客は私だけらしい。広い風呂なのでなんだかもったいない。

風呂から上がって食堂にビールを買いに行った。食堂の冷蔵庫にはビンビールがたくさん冷やしてあり、お代は明日でいいからここから自由に持っていっていいという。

日も暮れて20時過ぎ、宿坊の玄関前の自販機にお茶を買いに行く。と、華々しい綺麗な浴衣を着た若い女の子達が玄関で出番待ちをしていた。阿波踊りの衣装だろうか?

さっき女将さんから祭りに来るよう誘われていたけど、こんなあでやかな女の子らの居るような所に一人で行ったら居場所が無さそうな気がしたので行けなかった。

お寺の方から踊りの声やら花火の音やら聞こえる。ビールを飲みながらもらった可愛らしい菓子パンを眺めていたら不覚にも少し淋しくなった。お祭りか、自分もいつかこんなお祭りに参加できるような日が再び来るんだろうか・・・・・



歩いた距離、25.3km。足が痛くて立ち止まった回数、30回。生まれ直したいと思った回数、エンドレス・・・・・





「ねはんの里」 
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[2013/09/24 22:02] | 迷子の大人たち(移転前日記) | トラックバック(0) | コメント(0)
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~もしもエエ加減な男が農業を始めたら~「池田なません」の【ニワトリノニワ】農場経営者池田司が送る、脱力系テキトー農業日記

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高知県四万十市の丘の上、放し飼い有精卵のニワトリノニワ農場の経営者池田司です。

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