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発心の阿波 5日目-4
若干横道にそれましたが、お遍路日記の方続けますよ。

19番立江寺で納経を済ませた所から。この日の予定は20番鶴林寺(かくりんじ)への登山道の入り口にある金子屋さんという遍路宿に宿泊する予定だった。金子屋さんまでは立江寺から10km。

因みにこの金子屋さんがあるのは勝浦町。そしてその勝浦町の奥には「そうだ、葉っぱを売ろう」で有名になった上勝町(かみかつちょう)がある。(村おこしで有名)

今日のルートマップはこちら↓
18-金子屋.JPG

立江寺を出発したのはもう昼間近の11半頃。そろそろ食堂かなんか近くにないもんかと探していた。立江寺の門前には「たつえもち」で有名らしい酒井軒本舗がある。

酒井軒本舗↓ぱくり
酒井軒本舗.jpg

たつえもち↓パクリ
たつえもち.jpg

この時点で遍路地図には近くに食堂のマークは見当たらないのでもしかしたら、という悪い予感があり、とりあえずモチなんかそんなに好きじゃあないんだけど保険として1個100円のたつえもちの5個入りを買った。3個入りパックもあるらしいがこの時は5個入りのしかなかったのだ。

好きでもないオモチを5個も買って500円も支払ってしまったので、ものすごく損した気分になった。一個味見できれば良かったんだけど・・・・・地元の有名店みたいだけどここも経営は大変なんだろうか・・・・・

ともかくお店の若めのご主人(だと思う)に近くに食堂ないか聞いてみる。だが、すっかり忘れていたが、この日は日曜日なのだ。街中の飲食店は全て開いてないとのことだった。ならば、と仕方なく遍路地図に載っていた近くのスーパーを目指す。

数百メートル先にあるそのスーパーにたどり着いてみると・・・・・潰れてる。実にこの先の遍路旅で何度もこういうことがあった。私が持っていた遍路地図は2007年2月1日改訂版でその時点では最新のものだ。

たった一年半でお店や飲食店やら銭湯やら遍路宿やらがあんなに消えているとは。地方の過疎化は急速に進んでいる。因みに遍路宿も地図に記載があるけど既に辞めてしまった所が結構たくさんあった。なので宿の予約は少なくとも前日までには入れて確認しておいた方がいい。

近くに代わりの宿があれば良いが、無い場合数十キロ先まで歩かねばならないことだってある。遍路宿の現状を代弁すると、宿泊費がオールシーズン平均6500円(2食付)で、春と秋の歩き遍路のシーズン(多分2ヶ月ずつくらいだと思う)こそ満室状態になることもあるものの、私が行った夏や、もっと少ないであろう冬には1週間に1人とかいうことも当たり前なのだ。

つまり食ってけないない。当然後継ぎもいない、というかできない。兼業できる仕事を持っていれば良いが田舎でそういうことは滅多にないだろう。

現在の遍路宿の経営者がほとんど60-70代くらいだとすると、また年々地域ごとに野宿も禁止されている現状を考えると、歩き遍路ができるのは後10年-20年が限度ではないだろうか、いや、部分的にはその遍路宿がなくなれば最悪一日100kmも歩かねばならないという事実も出てくるのでもしかすると5年後くらいには・・・・・

この日泊まる金子屋さんは20番鶴林寺登山を控える遍路が皆宿泊する、そこに泊まるしかないような立地に恵まれた宿だ。だから色々な遍路や地元の人に言わせると、殿様商売で接客も料理も良くないなんて評判を聞いた。

更に他の遍路宿についても歩き遍路仲間が、「あの宿は料理がまずくてあそこは部屋が汚くて」なんて悪口を言うのも聞いた。確かに昨今の宿泊業界の常識で考えれば質は高くないだろう。

でも、上記の現状を考えると継続してくれているだけで遍路にとっては有り難いと感謝しなくてはならないと思う。続けていたって儲からのに。


愛媛県の内子町から久万高原(くまこうげん)の山を越える手前にさかえや旅館という古い遍路宿がある。この遍路宿はなんと100年以上前から続いており、未だに薪で風呂を沸かしているし、畳もブカブカ、おまけに床だって傾いている。

この遍路宿をいとこのおっちゃんと切り盛りする女将さんは推定60代後半。その女将さんは言う、「うちは改築とかなーんにもできないけど続けていることがお接待だと思ってなんとか頑張ってるんよ」


ただそこにあり続ける・・・・・相手の立場になってみればそれがどれだけ尊い行為なのか痛切にわかる。そこにあるだけで感謝できる。そういう心を全ての遍路には持ってもらいたいものだ。


築130年のさかえや旅館(徳岡旅館)↓ぱくり
さかえや旅館.jpg




つづく 
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[2013/09/24 21:53] | 迷子の大人たち(移転前日記) | トラックバック(0) | コメント(0)
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~もしもエエ加減な男が農業を始めたら~「池田なません」の【ニワトリノニワ】農場経営者池田司が送る、脱力系テキトー農業日記

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高知県四万十市の丘の上、放し飼い有精卵のニワトリノニワ農場の経営者池田司です。

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