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発心の阿波 1日目-5
また長くなるけど、気楽にお付き合いくださいね。

お遍路初日に「お接待」という遍路文化に触れることができたのはツイていた。

おばあーちゃんと別れそれから数百メートル歩くと小さな川を渡った右手に「遍路小屋」の看板を掲げた東屋が見えた。やっと座れる・・・・・と後ろからスクーターの音が。とりあえず遍路小屋とやらに入り荷を降ろした。同時にスクーターが停まり60過ぎと見えるおっちゃんがメットを外して入ってきた。

「どっから来たん?」

あ、千葉です。なんてやりとりしながら本音は疲れてるからそっとしといて、という感じ。さっき貰った甘夏を一個皮をむいて食べ始める。うん、美味い!お遍路の半ば頃に聞いたのだが歩き遍路には柑橘類をお接待することが多いらしい。こは柑橘類にはクエン酸が含まれているのでバテ予防に最適なのだ。レモンをかじりながら歩くとどんな峠道でも疲れないと何処かの遍路宿の主人だったかが言っていた。

おっちゃんは歩き遍路への情報のお接待が趣味らしい。遍路地図持ってるか、と聞くと私の遍路地図を広げて鉛筆を取り出し明日はここで泊まりなさい、翌日はここがお薦め、次の日はここまで行けるから・・・・とペース配分とお薦めの宿を丸で囲ったり民宿の名前と値段とかを書き込んでくれた。

そして、「あんた歳は?」 もうすぐ36です。「え?学生さんかと思った」 確かに精神年齢は学生並み以下ですが。「結婚は?」 したことはあります、バツイチです。「そうかそうか、俺もバツイチでよぉ」 と話始める。なんでも歩き遍路を見てると何かしてやりたくなって、自宅に歩き遍路を呼んで泊めてやっていたそうなのだ。それも毎日のように。

そういう訳わからん人間が毎日やってくる生活に嫌気がさして奥さんは出て行ってしまったのだそうだ。確かにやり過ぎかも知れませんが・・・・・。そんなパターンの離婚もあるんだなぁ。この人の場合は別の人が見たら「この人は聖人だ」と信者ができてもおかしくないような話だけどね。

おっちゃんと話してたらあっという間に30分以上も経ち、そろそろ焦りが出てきた。荷物をしまい始めると、「後ろに誰か歩いてるか?」 いや、多分もういないと思いますよ。と言うと、「もういい時間だもんな、さっき10番切幡寺の方まで見に行ってきたけど今日はだーれも歩いとらんかった。やっぱり夏は遍路が少ないなぁ」 そうなんだ。「じゃ安楽寺までは道なりに暫く歩いて・・・・」と丁寧に教えてくれたがよく覚えきれなかった。

私は初めから地図を頼りに歩くより、遍路道保存協会が整備してくれている遍路道の方向マークを見て歩くようにしていた。

遍路マーク4連荘↓
へんろマーク1.JPG

へんろマーク2.JPG

へんろマーク3.JPG

へんろマーク4.JPG
↑まだまだたくさんある。これらは遍路道保存協会が作成したものらしいが、中にはガードレールや壁面に矢印を書いてあるだけのものとかもある。

また、これも良く見かけた↓
へんろマーク5.JPG

↑この「注意」の上のマークは道路標識やガードレールにキチッとプリントされていたのできっと交通安全協会かなんかが整備したものだと思われる。因みにこのシンボルは密教の法具「金剛杵」(こんごうしょ)

実際これらの遍路道マークだけでここまではほぼ迷うことはなかった。というより遍路地図は道がアバウト過ぎて肝心な所では役に立たないのだ。それに細かい歩き遍路道は書かれていないことが多いしね。

そんなことで安楽寺の手前1kmほどの所で道を初めて間違えた。でも遍路道マークの出現頻度から考えておかしいと100mほど道をそれた時に気付いただった。今思えば大して迂回せずに済んだのだが既に疲れ果てていたので迂闊な自分に腹を立てた。疲れていたのともうすぐ目的地に着くということで集中力を失っていたのだ。

そこから10分程で田んぼの中の6番安楽寺に着いた↓
Image116.jpg
↑山門。(これは翌朝撮ったもの)
Image114.jpg
↑多宝塔。

宿坊↓
Image115.jpg

↑左隅にカラフルな提灯が写っています。そうこの日は夏祭りが境内で催されるとのことで夜店の準備やらで私が到着した4時半頃は関係者らが忙しく働いていた。金魚屋や玩具屋、カキ氷、焼とうもろこしの店、たこ焼き、水玉のヨーヨー売り、射的屋。境内に所狭しと並ぶ夜店をぬって本堂へと向う。ようやく着いた安堵感。

そんな中遍路らしい姿はいない。私以外には帰省したと見られる都会の派手なファッションの若いネーちゃんが両親に連れられヒールで参拝している。田舎で都会のファッションは水商売にしか見えないな、なんて思った。こっちは白装束だ。

疲れていたので簡単に納経を済ませ、納経所で宿坊はどちらですか?と聞いた。今日買ったばかりの白衣(びゃくえ)は汗で既によれよれだった。


ううん、終わらんな。初日は特に強く印象に残っていることが多いみたい。




「ねはんの里」 
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[2013/09/24 21:42] | 迷子の大人たち(移転前日記) | トラックバック(0) | コメント(0)
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~もしもエエ加減な男が農業を始めたら~「池田なません」の【ニワトリノニワ】農場経営者池田司が送る、脱力系テキトー農業日記

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高知県四万十市の丘の上、放し飼い有精卵のニワトリノニワ農場の経営者池田司です。

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