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もう一つのお遍路日記2 準備編
お遍路の装備で重要なものから紹介しましょう。

ではザックです。選ぶポイントはタイプ別の容量と調節箇所があること。まずは調節から。きちんとした登山用のザックなら問題ないと思うが、1.ショルダーベルト 2.ウエストベルト 3.トップストラップ 4.チェストベルト がそれぞれ調節できること。因みに私はちゃんとしたザックなんぞをこの時初めて購入したので調節箇所の多さに驚いた。また後述する私が購入したものは背中に入っている鉄の板が背骨のカーブに調節できるものだった。

これらの調節を自分に合わせないと部分的に疲れやすくなったり体を故障する原因になるので遍路に出かける前に荷物を入れて自分の身体に合わせて必ず調節しておくこと。私はこれを怠ったのでお遍路の半分は肩や足が痛くなった。コチラに調節方法が載ってます。ポイントは思ったよりも上の位置で背負うのだということ。お尻に荷物が当るようだと下過ぎだ。

では、容量について。1.民宿派=20-30Lで充分。2.野宿テント使わない派=25-35L。3.野宿テント派=35-40L以上必要。

私は1.に当てはまり、使用したのは、モンベルのグラナイトパック30Lというヤツ。しかし初めは詰めるのがやっと位だったのが後に軽量化によって5L分位は余裕が出た。食糧や水など日内変動するものを入れても余裕が充分あった。同じく民宿派で最も荷物が少なかったのは、同じ日に結願した神奈川のおっちゃんだった。彼は20Lクラスの小さなザックだったがそれもパンパンに詰まっている訳ではなかった。恐らく15L位しかなかったのじゃないだろうか。このタイプは旅として最も安全なので女性、そしてお金に余裕のある定年退職世代、また区切り打ちの人も一回に掛かる費用が限られているためか、多い。

2.の野宿テント使わない派というのは東屋遍路小屋に寝泊りする人だ。また、駅構内や公園のベンチなどでも寝泊りするのだが、最近は犯罪を誘発するという理由から駅構内だけでなく町全体を遍路の野宿禁止にしている所も多くなっているようだ。私の記憶では太平洋側の町では野宿禁止の所が多かったように思う。そのためこのタイプは必然的に眠る場所が限られているので一日の歩行距離が50kmということも珍しくない。当然ながら遍路日数も短く結願まで35-45日辺りだと思われる。また、このタイプの人も民宿派と同じくらいに荷物が少ない。夏は基本的に寝袋が必要ないためエア枕くらいしか寝る装備を持っていないなんとも自由な人がいる。ただし、冬は寝袋が必要だし、夏でも蚊の対策のために虫除けスプレーをギトギトにかけて寝るらしい。

私がこのタイプで会ったのは、大阪から来ていた25、6歳の脱サラ君だった。彼は荷物も少ないがお金も少なく、なんと10万円だけ持ってお遍路に来たとのことだった。なんでもサラリーマンの時にキャバクラにはまり毎月ほぼ全ての給料を夜の街に献上していたから貯金がないのだとか。だから彼に会う度に昼飯用に買ったパンや携帯食の飴、お接待でもらったお菓子など持っているだけの食糧を「お接待」していた。こういう歩き遍路同士のお接待というのが実は最も頻繁に行われる。

また、このタイプは挫折が多いようだ。私が会った内の一人は北海道から来た40位のおじさんで、彼はリストラかなんかで会社を辞め独りになりたくてお遍路に来たのだそうだ。やったことのがないのにお金が無くて仕方なく野宿する。しかし慣れてないので睡眠不足になってしまい、せっかくお遍路に来たのに夏バテ、ノイローゼ気味や鬱みたいになってしまって挫折してしまう。彼は初めの3日と4日目辺りに何度か会ったが徐々に目つきが怪しくなったな、と思っている内に会わなくなってしまった。

それに比べて3.のテント派の人は重装備だ。多くの場合、彼らは元々アウトドア派らしく、食事を自炊しようとする。だから簡単な調理器具まで装備しているのだ。このタイプはザックだけでは足りず、ザックの横に色々ぶら下げて歩いているのですぐにわかる。彼らのコンセプトは極めてホームレスに近く、あんまり時間というのを気にしない。多くが2-3ヶ月かけてゆっくりとまわっているようだ。

私が会ったこのタイプの一人は千葉の大学生で、序盤から終盤にかけてよく出合った。だが香川に入ってからは私のペースがかなり速くなったためか、香川と愛媛の境目にある(住所は徳島だが)雲辺寺に登る前夜に会ったきり最後まで会えなかった。結願まで一緒だと思ったんだけどね。彼の場合このタイプとしては例外的に早いと言えるだろう。後半は夏休みが終わっちゃうとかなり焦っていたけど。

元気かな・・・・
Image675.jpg

もう一人は見た目もホームレスにそっくりの50前後のおじさん。彼はなんとスーツケースを引いて歩いていたのだが、そのペースは異様なまでに早く、初めに会ったのが室戸の手前辺りだったが、その後愛媛まで同じペースだった。歩くペースも大阪のサラリーマン並みに速い。見た目から想像できないが話していることを聞くと「学生時代」があったらしく、愛媛の友人と会うとのことで私のペースより遅くなったようだ。前述の千葉の大学生とよく一緒に歩いていたのを目撃した。



後はリヤカーを小屋みたいに改造して自転車で引いてる人なんかにも会った。「目指せ、沖縄!」と手書きのノボリがさしてあったな。ま、歩き遍路をするとそういう、普通の生活をしていたのでは全く接点がないような得体の知れない人に会う確率が非常に高まる。そういう人達はモノの考え方がアブノーマルなので視野が広がったりして面白い。とりあえず積極的に声を掛けて話してみることだ。



かく言う私も得体の知れない人だったのかもしれない。とっつきにくそうな顔して妙に親しげに声を掛けてツマらねー冗談言ったかと思うといつも食べ物くれる若そうに見えるけどオッサンじゃね?みたいな



そ、そんな風に思われてたのか、くそぉ。

つづく




「ねはんの里」 
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[2013/09/24 21:37] | 迷子の大人たち(移転前日記) | トラックバック(0) | コメント(2)
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コメント
色んな人がいるんですね(笑)
なんだか刺激的。
女の野宿は危ないでしょうかね。。そのあたりが
ひっかかります。
[2009/05/23 01:07] URL | もここ #79D/WHSg [ 編集 ]
私も女性遍路の被害についてネットでたまに見ましたが、東京で野宿するよりは間違いなく安全と言えるでしょう。だけど「絶対に」保障は誰もしてくれません。
こちらのサイトを参考に。
http://mitisagasi.hp.infoseek.co.jp/01nikki/01-0110.html
↑この「31_精神力要す女1人旅」辺りを読んでみてください。
因みに私は女性の野宿遍路には一人しか出合ったことがありません。6番安楽時の宿坊で会ったのですが、3日目以降テント生活をすると言ってました。でもその後一度もお会いしていないので詳細は不明です。普通の男性より足の早い方だったんですが。
また、直接会ってはいませんが、遍路小屋に残された雑記帳に20歳前後の女性野宿の遍路が書いたメモとかは頻繁に見ました。ので少ないけど女性野宿派も居るには居るという感じでしょうか。
当たり前ですが絶対的な身の安全を考えるなら民宿&善根宿を使うのがベストです。最近四国でも愚劣な犯罪をニュースでよく聞きます。確かにお遍路に見返りを求めない接待をするような素晴しい人間も四国には多いですが、普通の人間が殆どなのです。何かあった時に自分に対して責任をとるのは自身でしかありません。
また、私が最も危惧するのは折角お遍路という心の修行をしているのに自分を安全な状態に保っていないと人に対する猜疑心が生まれがちになり心の平和や感謝の気持ちを素直に感じることができなくなるのでは?という心配です。私も女性だったら・・・・と考えると気の毒でなりませんが。
[2009/05/23 09:01] URL | NOか! #79D/WHSg [ 編集 ]
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~もしもエエ加減な男が農業を始めたら~「池田なません」の【ニワトリノニワ】農場経営者池田司が送る、脱力系テキトー農業日記

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高知県四万十市の丘の上、放し飼い有精卵のニワトリノニワ農場の経営者池田司です。

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