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ある夜の物語
連休なのでみんなお出掛けでしょうかね。天気はあんまり良くないですが5月の清々しい新緑とか楽しめるといいですね。

ま、そんなゴールデンウィーク中で私のブログへのアクセスは少ないんですが、今日は少しいい話でもしましょうか。

作家の星新一さんはご存知ですよね。私は中学生の頃教科書に載っていたのをきっかけとしてその頃読書嫌いだったけど殆どの作品を図書館で借りて読んだ。という感じに初めてファンになった作家の一人です。多分私の妄想力も彼の作品によって鍛えられたんじゃないかと思う。

で、もう20年くらい忘れていたのだが、最近ふとしたきっかけで何冊かまとめ買いして読み返してみた。その中にかつて読んだ記憶はないのだが、とても心温まるストーリーがあったので紹介しよう。

そのタイトルは、「ある夜の物語」 最近NHKでアニメとドラマで映像化した10分間の短い番組、「星新一のショートショート」で放送されていたらしいのでご存知の方もいるのかな。以下はあらすじ。


クリスマス・イブ。ある所にあまりパッとしない青年が居た。彼は社会的、金銭的に余り恵まれず、社交的な性格ではないために恋人もおらずクリスマスだというのに殺風景な狭い部屋で独りきりの寂しい夜を過ごしていた。

そこにサンタクロースが現れ、世界でただ一人青年に何でも望みを叶えてくれると言う。青年は頭の中で恋人・物・地位・明るい性格など自分の欲しいものを思い浮かべる。だが、ふと青年の意識の中で変化が起こる。「ぼくでいいのか、もっと気の毒な人がいるはずだ」と。そして青年は近くに住む難病で寝たきりの女の子が居たことを思い出し、その子にプレゼントの権利を譲ってしまう。だが青年の心の中には温かい何かが残り、その夜は楽しい気分で眠って、「きれいな夢を見た」のだった。

次の女の子も寝床にサンタクロースが現れて欲しいものを聞かれるが、自分の所に来た経緯を知り温かい気持ちになる。そしてこの女の子も権利を譲ってしまう。「あたしよりもっと気の毒な人がいるはずよ、そう、近所のがめつくて評判の良くない金貸しのおじさん、あの人はきっと友達がいなくて今晩なんか特につまらなそうにしているはず。なぐさめてあげて」と。この女の子は、「自分はひとりぽっちかと思ってたけど、わたしのことを考えてくれてる人がいる」と、生きる勇気が湧いて来る。

金貸しのおじさんも欲しいものを聞かれエゴ丸出しで巨額な現金が欲しいと思う。しかしサンタクロースが来た経緯を聞かされて自分を恥ずかしいと思い、「お金は既に持っているということにはじめて気付く。」そしてこんな自分にも、「サンタクロースをここに回してくれた人が社会のどこかに確実にいるのだ。」ということに気付き「それならもうなにもいらないじゃないか。」と、やはり権利を譲ってしまう。「もっと気の毒な人のところへ行った方がいい。」そしてテロリスト集団の噂を思い出す。「そういうやつの内心は荒涼としたものじゃないかな。そのボスをなぐさめてやったらどうだろう。」このおじさんも温かい気持ちで眠りについた。営業方針を少し変えようかな、と思いながら・・・・・

テロリストのボス。彼の陰謀は戦争を起こすこと。彼の人生はこれまでひとつもいいことはなかった。いやなことの連続。そこにサンタクロースが現れ望みを叶えてくれると言う。「おれの望みは世界の破滅だ。」しかしここに来た経緯を聞くと憎悪の炎が薄らいで行く。「世界の破滅。それを言えば叶えてくれるかも知れない。」だが「破滅させようという世界の中に、サンタクロースをここに回してくれた人が含まれている・・・・・」のだ。そして、「彼の心の中の強固なものが崩れ去っていった。」




あえてネタバレでご紹介しました。それはあらすじを知っていてもこの作品の価値は少しも薄れないと思うからです。私が読んだのは、「おーい でてこーい」という本です。こちらにも上のストーリーが含まれているようなのでお好きな方をどうぞ。因みに私は2回繰り返し読みました。

まあ、簡単にまとめると一人の青年から生まれた温かい心が連鎖して世界が平和になるという解釈になるのでしょうかね。21世紀は心の時代と言われています。それは温かい心がないと「人口問題」や「環境問題」、「食糧問題」など現在世界が抱える深刻な問題を解決して行くことができないからだと思います。何故ならこれらの問題は個人に起因する問題ではなく、集合的、社会的な意識に起因する問題だからです。私は、この「ある夜の物語」にある温かい教訓を、これからみんなで一人一人具体的に行動して行けたら明るい世界が待っていると思っています。


あ、私はこのブログを読んだ誰かが一瞬でも笑顔になってくれたら、温かい気持ちになってくれたらいいな、と思って書いてますよ。





「ねはんの里」 
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[2013/09/24 21:36] | 迷子の大人たち(移転前日記) | トラックバック(0) | コメント(2)
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コメント
初めまして今晩は。
この寒い夜に、何だかお酒以外で暖かくなっちゃいました。
素敵なお話し、どうもありがとう。


ちなみにアメリカのスターバックスで実際に似たような話しがありました。
ttp://rate.livedoor.biz/archives/50504450.html
なんか似てますよね。
[2009/11/30 21:50] URL | MQ~ #79D/WHSg [ 編集 ]
MQ~さん
はじめまして。コメント有難うございます。

早速紹介された記事読んでみました。とても良い話ですね。このサイトはMQ~さんのですか?

こちらが紹介されたサイトです↓
http://rate.livedoor.biz/archives/50504450.html
「お客様のドリンク代は前のお客様が」「じゃあ、私も次の人の分を」の繰り返しで350人余りが“おごり合い”リレー

ここまでスゴイ話は滅多にないとしても、電車での席の譲り合いなど似たようなエピソードは日本中で毎日起きているのだと思います。

例えば、一人のご老人に席を譲りそのご老人に温かい気持ちが芽生え恩返しをしたいと思う。そして見回すと近くに足の不自由な人を見ける・・・・・というような。

こういうことが毎日近くで起きていると思えば人間の本質はやはり性善説として語られるべきですよね。

でも私が危惧しているのは、人間というのはこの世で個を持って存在しているためにエゴの部分が一般的な倫理観などと比べるとどうしても汚らしく見えてしまうということです。

これは本来人間であるなら仕方のない部分なのですが今の社会では自分の中ではその醜さを無意識に否定し、自分は綺麗な存在であると正当化しようとする。

その結果他人の中にその醜さを発見すると自分を正当化したことは忘れて道徳を振りかざして他人を非難しようとするのです。これは戦争が起こる原理だと思います。

従ってまず自分の中の汚い部分を認め、人間全員でその醜さを共有していることを認めた上で、性善な面に着目して行けばもっと良い世界になるのではないか、と思っています。
[2009/12/01 09:20] URL | 迷えるおじ #79D/WHSg [ 編集 ]
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~もしもエエ加減な男が農業を始めたら~「池田なません」の【ニワトリノニワ】農場経営者池田司が送る、脱力系テキトー農業日記

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Author:池田 司
高知県四万十市の丘の上、放し飼い有精卵のニワトリノニワ農場の経営者池田司です。

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