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ニワトリノニワ テキトー日記三年目 98
続きから。

再び国立科学博物館へ。今度は常設展「地球館」を見ようと思っていた。



熱帯の森林から始まり、生命の多様性が解説されて行く。

地球館.jpg

その前に、生物とは何であるのか?

真核生物.jpg

左が植物の細胞。右が我々動物を含む真核生物の細胞。中央が遺伝子を格納する核。

共通する構成要素の代表がミトコンドリア(縞々のソーセージ) 異なる部分の代表が葉緑体(左縦中央の米粒の入った膜)

ミトコンドリアは核にある遺伝子情報とは異なる独自のミトコンドリア遺伝子を有することから真核生物に後から細菌が入ってきて共生したと考えられる。パラサイトである。

ミトコンドリアの細胞内での役割はエネルギーの源であるATPを生成すること。

実はミトコンドリアがなくても緩やかにエネルギーが産生される。しかしミトコンドリアがあることにより分子的に19倍も効率よくATPを生成することができるのだ。

つまり、元からの真核生物にとってはミトコンドリアが共生してくれたお陰で19倍も活発に活動できるようになった。

そしてミトコンドリアの寄生により真核生物は酵母のような単細胞微生物から我々人類のような60兆個もの多細胞化が可能となる。


一方、葉緑体。葉緑体も独自の遺伝子を持つことから細菌が真核生物に後から寄生したものだと考えられる。

葉緑体では二酸化炭素と水から糖と酸素が生産される。

植物の細胞にはミトコンドリアと葉緑体が存在するが、動物の細胞にはミトコンドリアのみしか存在しない。つまり植物はミトコンドリアを獲得した後で葉緑体を取り込んだと言える。

因みに葉緑体で生産された糖はミトコンドリアでエネルギーへと変換される。


我々はただ、動くという理由から植物より動物の方が優れていると思ってはいないだろうか。

それは甚だしく間違いで、植物は動けなくても空気中の二酸化炭素と水があればエネルギーを生成でき、生命活動を維持できる。

しかし、我々は植物や他の生物が生成した糖を取り込むことによってしか生命活動を維持することはできない。


ココらへん、ちょっとゆっくり話そうか。



自分ってなんなんだろう?


その疑問が根底にあった。

僕は幼い頃、小さな昆虫を見て生命に興味を持ちファーブルやシートンなどを読んでいた。その後小学校高学年から中学を経て興味は生命そのものである自分へと向かう。

その間に人の心をテーマとする哲学や心理学へと少し浮気するものの、生命を物質的に完全に理解したいという欲求が強く大学そして大学院へと進む。

大学院の基礎教科の勉強では遺伝子から細胞の造り、そして細胞同士の相互作用まで生命の基礎を誰よりも熱心に学んだ。

当時茶髪でナンパな外見から落ちこぼれっぽく見られていたが成績は主に関西地区の有名大学から集まった学生の中でトップクラスだった、らしい。

卒業後にある学会で隣の研究室の教官が教えてくれたのだ。

いや、成績がどうなんてあんまり意に介さなかったのだが、ともかく生物が面白くて熱心に勉強したのだ。

そして、一つの答えを得た。


自分というのは、人間というのは、他の生命となんら変わりない物質的、化学的、機械的な反応により構成され、動いている、と。

つまり人間なんてエラくも何ともないと思えた。


それが物質的、科学的な観点から得られた人間観であった。


落としておくと。

奈良先端という大学院大学は入学後の約3ヶ月で2年分の座学を終えてしまい、その後一年半を研究生活(実験だらけ)をみっちりするようになっている。


僕はたった3ヶ月で生命を根底から学びたい、という大学院に来た目的を達成してしまったので後の肉体労働者と大して変わらぬ試験管洗いの実験生活とか、狭苦しいニッチな分野に特化した研究とか、には余り興味が持てずテキトーに1年半を友達と楽しく過ごした。

つまりココでも落ちこぼれたのよね。ウフ

お陰で修士論文の評価以外優秀という異色の成績を残してベンチャー企業へと旅立つ。


続く。(いや博物館レポートをね、続けるよ)




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~もしもエエ加減な男が農業を始めたら~「池田なません」の【ニワトリノニワ】農場経営者池田司が送る、脱力系テキトー農業日記

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高知県四万十市の丘の上、放し飼い有精卵のニワトリノニワ農場の経営者池田司です。

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